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「もしかして私、摂食障害?」-歪んだ認識がもたらす太ることへの恐怖

      2015/11/05

「もしかして私、摂食障害?」-歪んだ認識がもたらす太ることへの恐怖

摂食障害は拒食や過食といった、食行動のコントロールが困難となる疾患です。神経性無食欲症(いわゆる拒食症)と神経性大食症(いわゆる過食・嘔吐を繰り返すような状態)の2つの病態に大きく分けられます。

どんなにやせていても、自分が痩せているとは思わず(「ボディ・イメージの歪みがある状態」と表現されます)、太ることへ異常な恐怖心を抱いています。やせ願望のために食事を極端に自己制限し、体重減少が著しくなります。

結果、栄養を摂るのに必要な食事を拒否してしまうことで、場合によっては命に危険をきたすことがあります。ご本人さんはその状態を問題であると認識されておらず、ご家族の方が心配し、病院に連れて行くことで発覚するケースも多いです。

厚生労働省特定疾患・神経性食欲不振症調査研究班による神経性食欲不振症の診断基準としては、以下の様なものがあります。
神経性食欲不振症は、
1) 標準体重の-20%のやせ
2) 小食、多食、隠れ食いなどの食行動の異常
3) 体重や体型についてのゆがんだ認識
4) 発症年齢は30歳以下、
5) 女性ならば無月経
6) やせの原因と考えられる器質的疾患(たとえば、甲状腺機能亢進症など)や精神疾患がない。

上記のような項目に該当する場合に診断されます。

摂食障害の方は、「自分は病気である」という認識に乏しいです。どんなに痩せていても「自分はまだ太ってる。痩せなきゃ」と、思いこんでいます。

もし他の人からの指摘で、「痩せ過ぎだよ」などと言われたことのある方で、「ひょっとして自分は、摂食障害なのでは?」と思っている方は、上記の診断基準に自分が当てはまるか、考えてみましょう。

なお、標準体重というのは、BMI 22を基準として、「身長(m)×身長(m)×22」で算出されます。たとえば、身長160 cmの人であれば、1.6×1.6×22=56 Kgとなります。この-20%ということになると、45 Kgとなります。これ以下の体重であれば、問題ですね。

まずは自分が痩せすぎなのかどうかを認識し、「もしかして、私、摂食障害?」と思われた方は、心療内科や精神科受診をオススメしたいと思います。

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