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自閉症の君が教えてくれたこと-自閉症の作家・東田直樹-[NHKスペシャル]

      2016/11/24

2016年12月11日にNHK総合テレビの番組『NHKスペシャル』で、「自閉症の君が教えてくれたこと」という特集が放送されます。2014年8月に放送された「君が僕の息子について教えてくれたこと」の続編となっているそうです。

番組の内容としては、自閉症の作家・東田直樹さんと、自閉症の息子を持つイギリス人作家デビッド・ミッチェル氏が交わす往復書簡を軸に展開していくドキュメンタリーだそうです。

東田直樹さんは、会話することはできませんが、パソコンなどを通じて会話を行うことが可能という症状をお持ちだそうです。作家として活躍し、13歳の時に書いたエッセイ『自閉症の僕が跳びはねる理由』が、自閉症の息子を持つデビッド・ミッチェル氏の目に留まり、翻訳されて世界30ヶ国で出版されるに至ったそうです。

自閉症の僕が跳びはねる理由
自閉症の僕が跳びはねる理由 (角川文庫) 東田 直樹

KADOKAWA/角川学芸出版 2016-06-18
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3歳のときに、変わっている子と認識され、6歳の時には「自閉傾向がある」と診断されているそうです。小学5年生までは普通学級に通っていましたが、その後、小学校6年生のときに千葉県立君津養護学校に編入しています。

思い通りにならなかったりすると、パニックになってしまったり、つい飛び跳ねてしまったり、迷子になってしまうなどといった、自閉症の特徴がみられています。

飛び跳ねてしまう理由については、その著作の中で、「僕が跳びはねている時、気持ちは空に向かっています。空に吸い込まれてしまいたい思いが、僕の心を揺さぶるのです」と書かれています。また、自分ですら思いのままに行動を制御できないもどかしさについては、「僕たちは、自分の体さえ自分の思い通りにならなくて、じっとしていることも、言われた通りに動くこともできず、まるで不良品のロボットを運転しているようなものです。いつもみんなにしかられ、その上弁解もできないなんて、僕は世の中の全ての人に見捨てられたような気持ちでした」と書かれています。

こうした自己分析による「声」を聞くことで、「自閉症の人」自身がどのように考え、世界をどう捉えているのか、ということを知る手がかりとして、彼の作品はとても貴重とされています。特に、自閉症のお子さんをお持ちのご両親は、東田さんの作品を読み、「初めて自分の子供のことを理解できた」と思うかたもいらっしゃるそうです。

今回の番組では、東田さんが、ミッチェルさんの住むアイルランドを訪ね、自閉症の息子さんと会うという内容になっているそうです。ミッチェルさんもまた、彼のエッセイで自分の息子をどう理解したらいいのか、と気付かされた1人でもあります。

東田さんは、数多くのエッセイを書かれており(こちらをご参照下さい:東田直樹 著作一覧)、講演会も精力的に行ってらっしゃいます。こうした活動で、少しでも多くの方が自閉症という障害にご理解を示していただければ、と望まれます。

公式HPは「東田直樹オフィシャルサイト 「自閉症の僕が跳びはねる理由」」であり、ブログ「東田直樹 オフィシャルブログ 自閉症の僕が跳びはねる理由」も開設されています。そこでも日々、どのようなことを思い、感じているのかを淡々と書き綴っておられます。

 - NHKスペシャル