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統合失調症の母との生活を描く漫画家・中村ユキさん[ザ!世界仰天ニュース]

   

2016年11月30日に放送予定となっています日本テレビ系の番組『ザ!世界仰天ニュース』では、統合失調症の母との生活を描く漫画家・中村ユキさんの特集が行われるとのことです。

中村さんが4歳の時、当時27歳だったお母様が、統合失調症を発症されたそうです。彼女は、夫の実家に義父母と同居し、子育てをしていたそうです。その中で、次第にストレスを抱えるようになり、ある日突然、どこからか幻聴が聞こえるようになったそうです。

統合失調症とは、このように幻聴のような幻覚や、妄想という症状が特徴的な精神疾患です。本人はその幻聴などが、実際に誰かに言われていると思い、自分以外には聞こえていないとは気づけないことがあります。

約100人に1人が統合失調症であると言われ、比較的頻度の高い疾患とされています。以前では「精神分裂病」などと呼ばれていましたが、「統合失調症」と現在では呼ばれるようになっています。

中村さんのお母様のように、思春期から青年期(10歳代後半-30歳代)に発症する人が多いと言われています(20代にピークがあります)。

発症の原因ははっきりとはしておりませんが、進学や就職、結婚などの人生の転換期に発症することがあるようです。ですが、必ずしもこうした時に発症するとは限りません。中村さんのお母さんは、出産、そして義父母の実家での同居といった変化があったようです。

症状としては、「幻覚・妄想」などが目立ったものとしてあり、直接頭の中で声が聞こえるかのように感じ、命令されたり、対話をすることもあります。そのため、幻聴と話をして、周りからはブツブツと独り言を言っているかのように見えたり、一人で笑っているかのような様子も見てとれることがあります。

さらには、「誰かに追われている」「常に見張られている」といったことを感じることがあり、こうした妄想を抱いている患者さんもおられます。

治療としては、内服薬による治療が主立ったものになります。抗精神病薬が用いられ、この薬には、幻覚、妄想などの症状を改善したり、不安や不眠、興奮などを軽減する鎮静催眠作用、感情や意欲の障害などを改善させる精神賦活作用などがあります。

ただ、本人は病気だと思ってはおらず(病識の欠如)、内服をやめてしまったり、病院への受診を拒否することもあり、こうした点が治療を困難にすることがあります。

中村さんは、36年にわたって、お母様の看病を続け、その経験をもとに、2008年に『わが家の母はビョーキです』という、イラストエッセーを出版されています。なお、お母様は2013年9月にお亡くなりになっておられます。

わが家の母はビョーキです
わが家の母はビョーキです 中村 ユキ

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また、他にも数多くのお母様にまつわるエッセイを書かれています(こちらをご参照下さい:中村ユキ 著作一覧)。

統合失調症は、決して珍しい病気ではありません。ぜひこうした本や番組で、一人でも多くの方が理解を深めていただければ、と存じます。

 - ザ!世界仰天ニュース